時が過ぎるのは早いもので、インターネットを使った仕事をするようになって、16年ぐらい経った。
ポートマスターに14400bpsのモデムを50台ぐらい繋げて開始したプロバイダー事業に始まり、ホームページの制作だとか、いろんな企業のイントラネットやJAVAを使った動画配信、日本で最初の対戦型3Dネットゲームも作ったし、Flash初のオンライン・ジュークボックスなんてのもやった。
世界初の音楽配信ビジネスとも言える、着メロのダウンロードサービスも作った。有料会員は600万人以上に達した。
モバイルの単体サービスで、これ以上の規模で成功した例は未だに無いだろう。
いろいろやったけど、全然おもしろくない。
あれから何年も経つけれど、インターネット以上に面白い仕組みは無い。
だけど、インターネット・ビジネスほどつまらなくなってしまったモノも無い。
ネットはもっと面白くなるんじゃないか?
と試行錯誤はしてみるものの、やっぱりどこか面白くない。
もちろん毎日、世界中では色んな新しいアイディアやサービスが立ち上がっているし、中には「お?」と思うものも有る。
でも「業界」自体がツマラナイ。
新しいコトを始める人間には大きく2つのタイプが居る。
1)は純粋で本気で世界を変えようと思っているタイプ。
2)詐欺師みたいなプレゼンとデッチアゲの数字を作って、金だけ作るのが上手いタイプ。
何れのタイプにも、投資家だとかベンチャー・キャピタルなんかが食いついて、
出資して、売っぱらって利ざやを稼ぐ。
1)で失敗するのは、投資してくれる相手選びを間違った場合。
純粋で正しい事業に、純粋な投資家がついてくれれば言う事は無い。
しかし殆どの場合、純粋なヤツには悪いヤツがくっつく。
わけが分からないうちに身包み剥がされて、裸でもと居た場所に放り出されてしまう。
だいたいベンチャー・キャピタルだの投資ファンドのマネージャーに、賢いヤツは少ない。
悪知恵ばっかり働くバカは山ほど居るけれど。
で、そのバカどもがその小さな世界で多少偉くなったりして、またバカを雇うからバカが増殖する。
だから日本の投資業界はバカばっかりになるし、バカが選んだ(2)のようなゴミみたいな企業みたいな企業に投資して、いいかげんなデューデリをして企業価値をつけて、またどこかの企業に「事業シナジーが有る」とか騙して売りつけたり、市場に出して一般投資家を騙す事になる。
結果としてネットの業界もロクでもない企業ばっかりになるし、問題も起こす。
ここ数年で証券会社や投資会社はボコボコ潰れたり、大赤字を出した。
金で仕事をして稼いでいる企業や輩が潰れるに至るには、それなりの重大な欠陥と理由がある。
潰れてそのまま消えて無くなっちまえばまだ良いのに、公的資金とか訳の分からない社債を発行して資金をぶち込んでゾンビになったり、その残党が少し名前を変えて同じ商売を始めたりするから、また同じ事の繰り返しになる。
こういうヤツらは最低でも3年は同業他社で働く事を禁止にしたりだとか、運転免許取消処分された時みたいに、もう一度教習所からやり直し、のような罰則を作るべきではなかろうか。
ほぼ罪人なんだから。
何が言いたいのかというと、
世界を変えるアイディアを持っている自信がある若者は、
投資家だとかベンチャー・キャピタルに頼らず、
それを実現したければ、
我慢して自力で頑張って、誰の意見にも惑わされず、
それで勝負した方が成功しても失敗しても、
100倍幸せになれる。
それが本来のインターネット・ビジネスの面白みだった筈。




























